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キューブのコンポーネント

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マルチディメンション・データソースのキューブには、次のコンポーネントがあります。

キューブには、異なるディメンション同士の可能な組合せごとにメジャー値が1つ含まれています。このため、Discoverer Plus OLAPなどのアプリケーションでは、特定の年の特定の都市における特定の製品の売上値を高速に検索できます。

メジャーの概要

OLAPメタデータでは、メジャーはクロス集計やグラフで調査および分析できるデータを表します。たとえば、Sales、CostおよびProfitなどです。

ディメンションおよびディメンション・メンバーの概要

メジャーには、メジャー内のデータを分類するディメンションが含まれます。たとえば、Salesメジャーには、ディメンションとしてProduct、TimeおよびGeographyが含まれる可能性があります。メジャーに特定のディメンションがある場合、メジャーはそのディメンションによってディメンション化されているということができます。たとえば、SalesはProductによってディメンション化されます。メジャーのディメンション性は、そのメジャーを構成するディメンションのグループによって構成されています。たとえば、Salesのディメンション性は、Product、TimeおよびGeographyです。

ディメンションの各要素は、ディメンション・メンバーです。たとえば、Timeディメンションのメンバーとしては、January 2001、February 2001、March 2001、Quarter 1 2001およびyear 2001などが考えられます。

ディメンション階層の概要

ディメンション階層は、2つ以上のディメンション・メンバー間の階層関係を表します。

各ディメンション・メンバーは、階層によって相互に関連している可能性があります。たとえば、特定の日は特定の月に属し、特定の月は特定の年に属します。こうした関係を表すため、ディメンション・メンバーはディメンション階層に構成されます。

ディメンション階層は、データの構成および集計の方法として順序付けされたレベルを使用する論理構造です。たとえば、Timeディメンションには、MonthレベルからQuarterレベル、Yearレベルへとデータを集計するための階層があるとします。

1つのディメンションが複数の階層を持つ場合があります。たとえば、Timeディメンションには、Month-Quarter-Yearディメンション階層だけでなく、Day-Month-Yearディメンション階層も含まれる可能性があります。同じディメンションに対して複数のディメンション階層が存在する場合、いずれかのディメンション階層をデフォルト階層として指定する必要がある点に注意してください。

ディメンション属性の概要

ディメンション属性は、ディメンション・メンバーによって共有される特性を表します。ディメンション属性により、類似する特性に基づいてデータを選択できます。たとえば、Productディメンションに含まれるColor属性によって、赤いすべての製品を検索できます。